小山田圭吾氏、五輪音楽担当を辞任ー残念な結末
小山田圭吾氏が過去に障がい者へのイジメをおこない、「五輪音楽担当にふさわしくない」とのことから炎上していました。そして2021年7月19日、担当を辞任することになりました。
筆者としては、この結末は、くさいものにフタをしただけで、根本的な部分で解決にはなっていないような気がします。
前回の記事で、「五輪音楽担当の報酬を被害者(もしくはいじめ撲滅団体)に全額寄付、完全無報酬で作曲」とのことを書きました。
口だけで反省しても意味はありません。

報酬を全額寄付するなど、目に見える形で実際のアクションをおこなうことで、小山田氏の反省+汚名返上に加え、世の中にもインパクトをあたえられたかと思います。
「過去を悔いて、今回の作曲の報酬はいっさい受け取らず、全額をいじめ撲滅団体に寄付します」
と声明を出し、名曲をつくることができれば、世間も「反省しているのだな」と理解できるかと思います。
元いじめっ子がこのようなアクションを起こしたというのが重要です。
しかし今回は、ただたんに辞任して終わり。

せっかく世の中を変えられるようなチャンスであり、失敗してもやり直しができる例にもなれたのに、辞任して終わりというのはあまりに簡単すぎ、もったいない結末でした。

アクションも起こさずに、ただ音楽担当を続けたいというだけなら論外ですが、全額寄付+無料奉仕をともなうアクションがあれば、世間の見る目は変わっていたかと思います。
反省(もちろん口だけでなく、寄付などアクション付きで)すればやり直しのきく世の中にしないと、いつまでも許されないというのもどうかと思います。

さすがにそこまでしないような気もしますが。逆にそこまですれば、本気度も感じられますね。
なんにせよ、さっさと問題を終わらせたいということで、さっさと解決に向かってしまったのはもったいなかったかなと思いました。