小山田圭吾氏、イジメ炎上問題ーオリパラ音楽担当の報酬を被害者に全額寄付、完全無報酬でやるのはどうか
五輪音楽担当の小山田圭吾氏ですが、過去の障がい者へのイジメが原因で炎上しています。
そこで「小山田氏をオリパラ音楽担当からはずせ」という意見も出てきました。

オリンピック委員会はそこをちゃんと説明すべきなんですよね。
「そのような過去がありましたが、今回の五輪で小山田氏を外すことは考えられません。なぜなら~」
と「なぜなら~」のあとをしっかり説明すれば、受け手のほうも納得ができるかと思います。

しかし現状、どう考えても、
「いまから別の人をさがすのが面倒だし……」
みたいな雰囲気しか感じ取れないのが問題ですね。
小山田氏もやめるつもりがないのは、「お金が欲しいから」みたいに思われてしまい、さらなるマイナスになりかねません。

オリンピック・パラリンピックには巨額の予算が動きます。
おそらくは、それなりの報酬を受け取ることになるでしょう(たぶん)。
そこで反省をあらわせるうえに、五輪音楽作成も続けることのできる案として、
1,報酬の全額寄付
2,完全無報酬で五輪音楽担当
を提案します。
報酬の寄付先は、いじめの被害者でもよいですし、いじめ撲滅活動をしている団体でもいいでしょう。
完全無報酬なので、「お金のために仕事をひきうけたわけではない」ということも証明できます。
ここで「報酬を全額寄付したくない」という話になると、「やっぱりお金のためだよね」となってしまいます。
もしくは、「完全無報酬で仕事をしてください」となったときに、「やりません」となっても、「やっぱりお金のためだよね」となってしまいます。

もちろん今回つくった曲からの、今後の印税も全額寄付です。
ここまでやらないと、世間は納得しにくいんじゃないかなとは思います。

そういうわけで、お金が目当てでないことを証明するためにも、ぜひ「全額寄付+無報酬」でお願いします。
もし今回の件で「もともと五輪からなにも受け取る予定はなかった」というばあいは、今後の新曲から得られる収入を寄付するなど、目に見える形で反省をあらわしたほうがいいように思えます。
全額寄付+無報酬でつくられた五輪音楽が名曲だったばあい、「がんばったんだな」とみんなも思うことでしょう。
こうすることで、アクションを起こすことで「許される社会」をつくることが重要だと思います。
ちなみに筆者は、「恋とマシンガン」は普通に好きな曲です。北京にいたころ、NHKの衛星放送で流れていて、良い曲だと思いました。昔のことなので、誰が作曲したかまでは知りませんでしたが(基本的に歌手や作曲者に興味がないので)、今回の件で初めて知りました。音楽は音楽で切り分けて考えているので、作曲者がなにをしようが曲を嫌いになることはないです。音楽は音楽で評価します。
(追記)辞任という残念な結末になってしまいました。そのことについての記事は以下のリンクから。