
コロナ禍で在宅ワークの方が増えていますが、「家に人がいる」ということで訪問販売も増えてきている気がします。
それでじっさいうちに来た詐欺で、「光回線のモデムを無料で交換してあげます」というのがありました。

いきなりそんなこといって、ひっかかるやつがいるのかニャ?
いきなりこう切り出すのではなく、最初は、
「NTTから委託された販売店です。
この付近で光回線工事をおこない、速度がアップしました。
そのことについてご連絡さしあげにまいりました」
という話からはじまります。
つまり付近一帯で光回線の工事がおこなわれ、そのご連絡ということで訪問に来たという話です。

そこから誘導していくのかニャ。
今回は注意喚起もかねて、この手口を詳しく見ていきましょう。
光回線工事報告からのモデム無料交換
業者の人がインターホンを鳴らしたので、
「なんの用ですか?」
と聞いたところ、
「付近一帯の光回線工事が終わったので報告に来ました。立ち会ってください」
とのこと。

なんで立ち会わないといけないのニャ。
とにかく「直接話をする」という状態にもっていきたいがためですね。
それで出ていってみたら、その業者の人、家の前庭のゲートを開けて、ドアの前まで勝手に入り込んでいました。

この時点でまともではないニャ。
まあ、不法侵入で警察を呼べる状態ですね。
それで業者の人がいうには、
「最近、在宅勤務などで、このあたり一帯でネット回線を利用する人が増えています。
そのため、ネットのスピードが落ちていました。
それで付近で光回線工事をおこない、回線速度がスピードアップしました。
最近、回線が遅いと思ったことはありますか?」

最後の質問は、回線の乗り換えに結び付けようとしている感があるニャ。
この問いに対しては、
「そんなにネット使っていないので、よくわからないですねー」
と適当に答えました。
すると業者の人は、
「スピードが上がったので、モデムを交換することによって、ネット速度に合ったスピードを実現することができます。
それでNTTでは、現在の1Gのモデムを2Gに無料交換するサービスをおこなっています」

その業者の人、NTTとかいっちゃって大丈夫なのかニャ?
個人的にここはかなり気になりました。完全に虚偽ですし、販売代理店でこの表現はまずいとは思います。

消火器の訪問販売でも、「消防署のほうから来ました」ぐらいにはぼかすニャ。完全な嘘はつかないニャ。
まあ、普通にNTTの名前をそのまま出すのはまずいですね。
それでこのときに、
「あなたの使っているモデムはどれですか?」
といわれ、3つのモデムの写真が印刷された紙を見せられました。

でも無料交換からどうやって契約につなげるのニャ?
今回はこの時点でお帰りいただきましたが、じっさいの手段としては、とりあえず家にあがりこんで、モデム交換の日時の打ち合わせをするようです。
業者の人にしてみれば、家にあがりこんでしまえば、交渉はかなり楽になりますからね。
このときに、
「この契約にしないと、ちゃんとした回線速度が出ませんよ」
みたいなことをいって、回線の乗り換え契約にサインをさせるのですね。
ネット知識のない人だと、なんだかよくわからないままサインをしてしまうでしょう。

人は「無料」という言葉に弱いから、「速いモデムが無料でもらえるなら」と業者を家にあげてしまうのニャ。
モデム自体が無料なのは嘘ではないのでしょう。光回線を契約すれば、モデムは無料貸し出しになることが多いですしね。
ただそのモデムが使えるのは、新しい契約に乗り換えたときということです。
まとめ
中国にいたころは、電話や訪問販売での詐欺みたいなのはほとんどありませんでした。
日本だとなんかやたらと多い気がします(体感的に)。
たぶん日本は優しい人が多いので、だましやすいというのがあるのかもしれません。

話をまじめに聞いてくれる人が多いのニャ。
少なくとも、電話での販売や勧誘は、「結構です」といってすぐに切ってしまうのがいいでしょう。
「相手の話を聞かないのは悪い気がする」と思う方がいるかもしれませんが、しょせん知らない人ですし、相手はあなたの時間をうばっているのです。

時間をうばうような知らない人に遠慮する必要はないニャ。
それか、常時留守番電話にして、
「防犯対策のため、常時留守番電話にしております。ご用の方は発信音のあとに、お名前とご用件をお願いします」
とでも吹き込んでおけば、面倒がなくていいでしょう。

詐欺はどんどん巧妙化してるから、じゅうぶん注意するのニャ。


