「銀投資」を小学生にもわかりやすいように解説ー危険性について

2021年2月22日小学生にもわかるシリーズ, 投資

Silver investment

前回は金投資についての記事でしたが、今回は銀投資についてです。

銀投資って、あまり一般的じゃない気がするニャ。

昔の中国は銀が通貨代わりになっていましたので、中国的にはメジャーな資産です。

でも金じゃなくて、銀を買う意味ってなんなのニャ?

そのあたりも含めて見ていきましょう。

 

通貨としての銀

銀は紀元前3000~4000年前から利用されていたといわれています。

そんなに前からあったのニャ。

金に比べて産出量の多い銀は、やがて通貨替わりに使われるようになります。

16世紀には、ボヘミアのザンクト・ヨアヒムスタール(現在のチェコ・ヤーヒモフ)の銀山から鋳造された銀貨「ヨアヒムスターラー」が、ヨーロッパでの基準銀貨となります。

「ヨアヒムスターラー」は「ターラー」と呼ばれるようになり、これが変化して「ダラー」になりました。

もしかしてアメリカの「ドル」って……。

そうですね。この「ダラー」から来ています

ドル」という言葉ですが、日本にもオランダから「ダラー」がもたらされ、「ドルラル」と呼ばれました。

これが明治時代に省略されて「ドル」になったといわれています。

そうだったのニャ。

中国だと中華民国時代まで、銀が貨幣の基準(銀本位制)でしたね。

ただイギリスが19世紀初めに、ソブリン金貨という金貨を1ポンドとして流通させたことにより、ヨーロッパや世界が金本位制に傾いていきます。

2つの世界大戦を経て、金本位制を維持したりしなかったりと揺れ続けた世界経済ですが、世界大戦後はアメリカのドルが国際決済の通貨となります。

というのも、ドルの価値はアメリカの保有する金によって保障されていたからです。

これは金・ドル本位制といういい方もされます。

ドルによる金本位制ニャ。

ところが、市場にどんどんドルが流通するようになると、

ドル多すぎね? そのうちドルを金と交換できなくなるんじゃね?」

と各国が思いはじめます。

そうなる前に、ドルを金に交換しておこうという動きが出てきて、アメリカの金保有量はどんどん減っていきました

そしてアメリカはついに、1971年に金とドルの交換を停止(金が払いきれないから)。

ニクソン大統領が声明を出したことから「ニクソン・ショック(ドル・ショック)」と呼ばれます。

都合よすぎるニャ。

当然、世界は大混乱です。

ドルの価値は落ちますので、1ドル=360円で固定されていたのが、どんどん円高ドル安へと進んでいきます。

いまじゃ100円台ニャ。

現在では変動相場制となり、各国の為替レートは変動するようになりました。

途中から銀どうなったのニャ。

金本位制が世界に広まったあたりから、もはや通貨としての主役の座は奪われました

現在は工業用に使われることがほとんどですね。

もはやわき役的存在ニャ。

 

投資としての銀の特徴

銀は流通量が多いので、金に比べると安いです。

それと金は世界共通の資産といわれていますが、銀は一部の人が買っているというイメージですね。

市場規模は小さいです。

そのぶん、値動きが激しくなりやすいです。

出来高の少ない株みたいなものニャ。

また銀は工業用として使われることから、工業需要が減速すると、銀の価格も下がる傾向にあります。

景気に左右されやすいのニャ。

ぶっちゃけ、値動きが激しいので、株とおなじようなハイリスク商品ですね。

守りの財産である金と違って、リターンを期待する形になるため、投機的な商品といえます。

買う意味はあるのかニャ?

あるかないかといえば、筆者的にはあまりありませんね。

投機的商品ですし、金とおなじく手数料が高いので、それだったら株とか取引きしやすいべつのものでもいいのではと思います。

リスキーな投資対象なのニャ。

 

まとめ

金と違い、銀は市場が小さいぶん値動きが激しく、あきらかに投機的な商品になります。

ハイリターン……かどうかは置いといて、ハイリスクであることは間違いないでしょう。

工業での銀の利用が減れば、価値は下がりますしね。

ハイリスク・ローリターンとか嫌すぎるニャ。

そもそもこんなマニアックなものを買うぐらいなら、取引しやすいべつの金融商品でもいいのではないかと思います

景気に合わせたければ、長期のインデックス投資でじゅうぶんですしね。

財産の一部をべつの形に変えておきたければ、金投資でじゅうぶんですし。銀に変える意味が正直わからない。

そんなわけで、歴史的には面白さがありますが、財産として持つにはリスキーなものかなとは思います。

次回はプラチナ投資です。