『スタートレック』テレビドラマシリーズの種類を小学生にもわかりやすく解説|Netflix
昨日、「『スタートレック』の設定や登場人物を小学生にもわかりやすく解説」という記事を書きましたが、今回は数あるテレビシリーズの違いについて。前回の記事は以下のリンクを参照。
Netflixで観ることができますが、とりあえずカーク船長やスポックの登場する『宇宙大作戦』から観ればいいでしょう。
それでは順に紹介していきます。
スタートレックのテレビシリーズ
宇宙大作戦
1966年から放映されたテレビシリーズ。おなじみのカーク船長やスポック、ドクター・マッコイ(ボーンズ)たちが登場します。1話完結型ミステリー仕立ての内容が特徴。
ちなみにNetflixにある第1話「歪んだ楽園」は売り込みのときにつかわれたパイロット版で、日本では放映されていません。カーク船長は登場せず、前任のパイク船長が主人公になっています。カークたちの登場は2話以降ですね。
そうですね。続編の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』ではカーンに殺されています。
「宇宙大作戦」はシーズン3まであり、「歪んだ楽園」を含めると全部で79話です。
続編は1979年に映画版『スタートレック』として放映されています。
新スタートレック
1987年から放映されたテレビシリーズ。「宇宙大作戦」から約80年後の世界を舞台にした物語になっています。
英語タイトルが「Star Trek: The Next Generation」なので、「次世代の物語」ですね。
エンタープライズ号の船長はピカード、副長はライカー。全部でシーズン7まであり、全178話です。
それとアメリカで男女平等が謳われるようになったことから、女性船員も多くなりました。
スタートレック:ディープ・スペース・ナイン
1993年から放映されたテレビシリーズ。「新スタートレック」のシーズン6が放映されている時期にはじまりました。
「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」はシーズン7(全173話)までありますが、終わる前に次のシリーズである「 スタートレック:ヴォイジャー」がすでにシーズン5まで進んでいたりします。
本作はスピンオフ的な作品という位置づけですしね。
「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」は「新スタートレック」よりちょっとあとの時代になります。辺境にある宇宙ステーション「ディープスペースナイン」を舞台にしたストーリーで、「宇宙を冒険する」という前作とは趣旨が違いますね。
主人公は船長ではなく司令官のシスコ。副司令官はネリスという女性です。戦争と領土防衛がメインの話になっていますね。
スタートレック:ヴォイジャー
1995年に放映されたテレビシリーズ。「宇宙冒険もの」としては「新スタートレック」の正統な後継者になります。
「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」とだいたいおなじ時期の物語で、宇宙船はエンタープライズ号からU.S.S.ヴォイジャー号にかわり、「地球をめざす」のが目的の、これまでとは逆の航路になっています。
シリーズ初の女性船長ジェインウェイが登場し、副長はチャコティ。
シーズン7まであり、全172話になっています。
スタートレック:エンタープライズ
2001年から放映されました。「宇宙大作戦」よりも100年前、惑星連邦成立前の物語です。
初代「エンタープライズ号」が舞台となり、船長はアーチャー、副長はスポックとおなじバルカン人の女性トゥポルです。
ただあまり人気がなかったようで、シーズン4、全98話で打ち切りになりました。
スタートレック:ディスカバリー
2017年から放映され、現在も続いています。日本ではNetflixの独占配信になっています。
『宇宙大作戦』の10年前の物語になっており、宇宙船はU.S.S.ディスカバリー号。
主人公はバーナムという女性。幼いころに孤児でしたが、スポックの両親に養子として迎え入れられました。そのためスポックの義理の姉にあたります。登場時は船長ではありませんが、のちに船長になります。
スタートレック:ピカード
2020年から放送された新シリーズ。『新スタートレック』の船長であるピカードを中心にした物語で、『新スタートレック』よりあとの時代です。現在もまだ続いています。Netflixではなく、Amazonプライムビデオで観ることができます。
さらに並行して映画もどんどん出していますね。
まとめ
こうしてまとめてみても、さすがに量が多いですね。
いまから観るのであれば、Netflixで「宇宙大作戦」を1.5倍速で観るのがいいかと思います。
カーク船長とスポックの出てくる『スタートレック』を知っていれば、それでじゅうぶんかと。
映画は2009年版からの3部作(『スタートレック』『スタートレック イントゥ・ダークネス』『スタートレック BEYOND』)を観ればじゅんぶんでしょう。映画はAmazonプライムビデオでも観ることができます。