中国・台湾でVPNが使えないときのおすすめ対策

2020年6月9日Amazon, VPN, インターネット, プライムビデオ, 中国, 台湾, 海外, 規制

VPNイラスト

中国や台湾など、海外から見られない日本のサイトを見る方法として、VPN接続があります。

とくに中国のネットはツイッターやフェイスブック、ユーチューブなどの動画サイト、ニュースサイト、各種ブログを遮断しています。中国に住む外国人にとって、VPNは必須ともいえるでしょう。

また日本の動画サイトで配信されるコンテンツの一部は海外から視聴ができないため、中国以外の国でもVPNが使われています。

しかし近年、このVPNを規制する動きが活発になってきました。

中国という国家単位の規制だけでなく、ネットサービス企業単位でのVPN規制もきびしくなってきています。

以前までVPNを通じて見ることのできたサイトも、いまでは見られないといったことも多いでしょう。

昨日まで見られたのに、今日きゅうに見られなくなったということが何度もあった。
ぎゃくにこれまで見られなかったのに、なぜかきゅうに見られたりすることもあるニャ。

今回は中国を含めた海外でのVPN事情についてと、VPNが使えないときの対策について書いていきます。

 

そもそもVPNってなに?

PC画像1

VPNは「Virtual Private Network」の頭文字を取ったものです。

プライベートネットワーク(個人利用のネットワーク)を仮想的に作るといったものです。

ちょっとなにいってるか意味がわからないニャ。

ようするにインターネットを経由することなく、個人利用しているサーバに専用回線で直接つないでやりとりするものと考えてください。

実際には経由しているが、イメージ的にはこんなものだと思ってくれ。あくまで「仮想の」プライベートネットワークだ。

直接サーバとやりとりするので、途中で情報がネット上に漏洩してしまうことはありません(理屈上は)。

そのため企業内での機密情報のやり取りに使ったりするのですが、一般の人にとってはそのような使い方より海外サイトへの接続がメインの目的でしょう。

とくに中国は海外からの情報を遮断しているので、VPN経由でつながないと日本のサイトが見られません。

なんでVPNにつなぐと日本のサイトが見られるニャ?

VPNイメージ

イメージとしては画像のようになります。
VPNをつながないばあい、中国のサーバを経由して日本のサイトへつなぐため、遮断されてしまいます。

しかし日本国内のVPNサーバに直接つなぐことによって、中国のサーバを経由することなく、目的のサイトへたどりつくことができます。

しかも目的のサイトからは「日本国内からつないでいる」と錯覚してくれます。
これによって、本来海外からはアクセスできないサイトも見ることができるようになります。

なんとなくわかったニャ。

 

VPNに対する国の規制

PC画像

しかし当然、国家も企業も馬鹿ではないので、ユーザーがVPNを使っていることは百も承知です。

10年前、筆者が中国にいたときは、淘宝などのネットショップでふつうにVPNのアカウントが売っていました。

VPN業者をもうけさせるためにネット規制しているのでは」と思ったぐらいです。

むしろ中国が規制しなかったら商売あがったりニャ。
あのころは台湾のVPN業者がかなり多かった。

しかしだんだんと、有名どころのVPN業者のIPが遮断されていき、表立って淘宝でVPNを売る人もいなくなりました。

ただ中国が本気でVPNを規制しようとしているかといえばそうではなく、ちょっとマイナーなVPNはふつうに使うことができます。

また中国は党大会などがあるとき、ふだん使えるVPNが遮断されたりしますが、終わったとたんにまた使えるようになるなど、完全に規制するというわけではないようです。

そのため中国で「きゅうにVPNが使えなくなった」というときは、あわてずに何日か待ってからつないでみることをおすすめします。

 

VPNに対する企業の規制

PC画像3

また中国のように国家規模でなく、各企業によるVPN規制も進んでいます。

具体的には動画サービスやゲーム配信などのエンターテインメント関係ですね。

国内からしかアカウントが取れなかったり、ゲームの購入やダウンロードができなかったり、動画を見ることができなかったりといった規制です。

Steamで「おま国」といわれてるやつもそうニャ。日本ばかりターゲットにされてるニャ。
その話題はまたべつの機会に。

これはVPN自体が規制されてしまっているので、数日待つとどうにかなったりする中国のケースとちがいます。

このばあいはあきらめるか、べつの業者に変えるかするしかないかと思います。

 

VPNが使えないときの対処方法

業者を変えるなどの方法もありますが、その国にある似たようなサービスを利用することも考えたほうがいいかと思います。

VPNのみに頼った通信は非常に危険です
いざというときのため、つねに代替手段を用意しておきましょう。

以下に代替策を書いていきます。

 

メール

グーグルの提供するgmailや、日本の業者のメールなど、中国で使えないものが多いかと思います。

「それしかメールがない」という方は、VPNなしでも使えるメールを予備で持っておいたほうがいいかと思います。

筆者は中国でホットメールを使っていましたが、これはVPN不要でした。マイクロソフトのアカウントを取っておくといいかと思います。

また中国のQQにもメールがありますので、いざというときのために取っておいたほうがいいでしょう。

メールという通信手段はかならず持っておいてください。

 

SNS

中国ではツイッターやフェイスブック、LINEはブロックされていますので、微信(WeChat)のアカウントを取っておくといいかと思います。

微信は日本のスマホからでもアプリをインストールできるので、家族や友人のスマホにインストールさせておけばいざというときの通信手段になります。

 

動画やゲーム、エンターテインメント

日本のサイトにこだわらず、現地の動画サイトやエンタメサイトの利用も考慮に入れましょう。

中国はあんがい動画サイトのコンテンツが豊富で、有料ですが海外の最新映画を見ることもできます。違法動画だらけというのは過去の話で、いまはしっかり版権をとってやっている大手サイトがほとんどです。動画の画質もいいですし、月額もたいした値段ではありません。

日本の映画やアニメはいいけど、洋画はどうするニャ。
がんばってヒアリングするか、中国語字幕を読むかするしかないかと。

ネットゲームに関しては、むしろ現地のものを遊んだほうがラグがなくていいかもしれません。

中国だと『リーグ・オブ・レジェンド』などのMOBAゲームが盛んです。

eスポーツでも中国は強いニャ。
人口が多いだけあってプレイヤーがすぐに集まるのはいい点だ。

 

まとめ

中国ではVPNは使えないとこまるものです。

しかしVPNが使えるうちにVPNなしでも通信できる手段を確保しておくことはかなり重要です。

娯楽関係については現地のサービスの利用も考えたほうがいいでしょう。日本のサービスにこだわりすぎないほうがいいかと思います。

帰国したときの楽しみにでもしておけばいいニャ。

とにかく通信手段の確保は死活問題にもなるときがありますので、VPNが使えるうちに対策をとっておいたほうがいいかと思います。

いざとなってあわてても遅いニャ。
VPNの業者選びよりも、まずはVPNなしでも生活できる状態にすることが先決だ。