ダイエット効果もあるという台湾の定番フルーツ「蓮霧(レンブ)」とは!? その歴史や味などについて
レンブは日本ではあまり見ませんが、台湾ではグァバと並ぶ定番フルーツです。
今回はこのレンブについて解説していきます。
レンブとは?
蓮霧は、中国語では「リェンウー」と発音します。
台湾語発音だと「リェンブー」で、日本語表記にすると「レンブ」です。
ジャワフトモモの果実で、原産地はマレー半島です。
フィリピンやマレーシアなど東南アジアで広く栽培され、そののちジャワ島へ伝わりました。英語では「ジャワアップル」「ウォーターアップル」「ワックスアップル」などとも呼ばれています。
17世紀、オランダ東インド会社が台湾へ侵攻し、明とのあいだで戦争が起こりました。
結果、明は台湾の西にある澎湖諸島から撤退してしまい、台湾はオランダに統治されてしまいます。
オランダはレンブを台湾に持ち込み、農園で栽培させました。これが台湾でのレンブのおこりといわれています。
レンブのお味は?
梨のようにシャキシャキとした噛みごたえで、さわやかでクセのない味です。
「水っぽい味」と表現する人もいますね。喉が渇いたときに食べると渇きが癒されます。
レンブの中央は綿のようになっていて、ここに種があるのですが、品種改良によって種なしの品種もあります。
レンブは夏の果物ですが、現在では一年中果物屋で見ることができます。
ダイエットや薬としての効果も
レンブは解熱や利尿効果、消化を良くする効果があるといわれています。カロリーも低く、ダイエットにもよい果物とされています。
また葉や樹皮も解熱剤や利尿薬になるとされています。
まとめ
レンブはクセのない味なので、飽きずに食べることができるのがいいですね。
人によっては「味が薄い」「水っぽい」と感じるかもしれませんが。
台湾では定番の夏のフルーツですので、台湾に来たら一度は食べてみてください。スーパーや果物屋など、どこでも売ってますよ。